稲下鹿子踊(村山市)

いなくだしししおどり

日時・場所>

日時 不定期(10年に1回くらい)

機会 地区内の祝い事(かつては豊作祈願でも)

場所 稲荷神社境内/月山神社境内/三宝荒神神社境内


<概要>

「鹿子」と記してシシと読みます。江戸時代に冷害で飢饉が頻発するなかで、天保11年(1840)に豊作を祈願するねらいで始まったと伝えられています。かつて妙見寺村(現山形市妙見寺)にあった朝日根元舞(旭踊)=妙見寺獅子踊を家元(本家)としており、その影響の下にあったシシ踊り団体の一つです。旧暦7月7日には山寺立石寺に奉納踊りをしてきました。明治5年(1872)に第1期連の団体が結成されて以来、約10年間隔で踊りが出され、最近では平成19年10月に編成されています。踊りはシシ6頭の構成ですが、そのほかに鉦打ち、太鼓、ササラ、笛、歌いなど数人のお囃子がつきます。演目は15を数えます。


<踊りの構成>

鹿子6人、鉦打ち3人、太鼓2人、簓(ささら)2人、笛5人、謡5人(踊り手、囃子手 計23人)旗持ち


<演目>

道踊

門仕舞

橋仕舞

入始

前の掛

露歩

柴払い

丘先

尋ね

行違い

狂喜

首踊

狂喜獅子

狂喜の道踊

虫送りの笛