五十川獅子踊(長井市)

いかがわししおどり

<日時・場所>

日時:9月第一日曜日

場所:蘊安神社


<概要>

 伝承によれば、慶長10年(1605)に直江山城守家臣の青木丹波守が帰農して平山村に住んで百姓たちにシシ踊りを教えたことが始まりである。その踊りは越後から導入したものという。なお、青木の子孫は平山に住んで代々青木惣右衛門と称し現在まで続いている。同地区には初代青木丹波守の供養碑が造立されている。戦時中途絶えたが、昭和23年復興して今日に及んでいる。3頭シシ踊りであり、シシのほかに花笠を被る女装した太鼓打ちが8人とヒョットコ面で道化役のササラすりが1人つく。囃子は菅笠を被る笛役が7人と唄い手7人がいる。近年中断していたが、地域の支援を受けて再び活動を再開する予定である。曲目の中に「玉手箱」があり、これは栃木県塩谷町の獅子踊りと同じ演目名であることが注目されるが、なぜか歌詞がまったくない。