万世梓山獅子踊(上組)米沢市

ばんせいずさやまししおどり(かみぐみ)

<日時・場所>

日時:8月16

場所:法特寺境内


<概要>

 保存会は一つであるが、組織的には上組・下組の2つに分かれて活動している。2組ともに3頭シシ踊りである。栃木県今市市手岡地区を発祥地とする文挟流の流れを汲んでいることは、特に上組の「天下一関東文挟流獅子踊」と述べる口上からうかがえる。一方、会津地方の喜多方の下柴村古橋角太夫から伝授された文書(文政11年8月)が上組・下組双方に残されている。このことから当シシ踊りは、継承過程で会津彼岸獅子の影響も受けているといえるだろう。梓山獅子踊の上組・下組ともに寛政9年(1797)に復興をとげているのが共通している。上組は一般に勇壮活発な踊りと評され、演目には梵天舞、花吸舞、鶏徳舞がある。他方、下組は優雅な踊りと評され、演目には春日舞、大和舞、三笠舞が継承されている。


 踊りの構成

男獅子、女獅子、友獅子

唄方、太鼓、笛


 演目

梵天舞

花吸舞

鶏徳舞