勧進代獅子踊(長井市)

かんじんだいししおどり

<日時・場所>

日時:8月15日

機会:総宮神社の例祭

場所:勧進代総宮神社


<概要>

 伝承では、天保3年(1832)凶作飢饉に苦しんでいる住民の苦しみを和らげ、豊作を祈願するため、近くの五十川獅子踊を習って始めたという。しかし、一方では、五十川獅子踊の起源と同じく文政10年(1827)に河井村(現長井市河井地区)から獅子踊りの師匠を招いて踊りを習ったのが始まりともいう。戦前に途絶えていたものが戦後復活したがまた中断し、ようやく昭和47年に復興して現在に至っている。3頭からなるシシ踊りである。そのほか踊り子8人が太鼓を打ち鳴らしながら踊る。そのほかに囃し手として笛、唄い手がつき賑やかな踊り集団を構成する。演目として「くるい」「花吸い」「遊べ獅子」などがある。後継者不足に悩みながらも、勧進代地区の子ども育成会に伝承活動を行い、息の長い継承活動を試みている。