獅子踊(飯豊町)

なかししおどり

<日時・場所>

日時:8月中旬(お盆)

場所:中地区各所


<概要>

 当獅子踊に関する明治19年の記録が残されているので、その頃には存続していたことになる。その記録には、「踊り宿」として船山荘四郎の名が記され、シシ頭は最上天上という獅子細工人によるとある。また「獅子踊り連番帳」を作ってそれに捺印して獅子踊り連中というグループを結成していたことも記されている。かつては「踊り宿(宿元)」制があって用具類一式を船山家に保管し、その庭でシシ踊りを披露したというが、現在はその制度はなくなっている。3頭のシシ踊りであるが、その他に笛5人、女装した太鼓打ち7人、メンスリ1人、唄い手8人も加わっている。まとい持ちもいるがこれは置賜地方のシシ踊りの特色でもある。演目は「前の庭」「後の庭」「花すえ」「三角踊り」「火の輪くぐり」などがある。