舟渡獅子踊(小国町)

ふなとししおどり

<日時・場所>

日時:隔年奉納舞

(9月中旬/2年に1回)

場所:舟渡活性化センター


<概要>

 江戸時代以前から上杉景勝が越後領内でシシ踊りを奨励・保護したといわれ、慶長3年(1598)に景勝が会津(置賜郡を含む)に移封となったことで当地方にもシシ踊りが広まったという伝承がある。舟渡獅子踊もシシ3頭であり、そのほかに女装の太鼓打ち(踊り手)8人、歌がけ10人、笛吹き8人、さらに面摺り(ササラ)1人がいてシシの舞をリードする。公演の前に、作神である山上の沖庭山大権現に向かって必ず一番庭を奉納するのが習わしとなっている。その後、大まといを先頭に笛や太鼓を鳴らしながらシシ踊り集団が行列をなして道行きを行い、公演会場に入場するのを常としている。会場では入庭(いりは)、一番庭、二番庭、三番庭、廻り太鼓、連れ太鼓、女獅子狂い・雄獅子狂い、はね太鼓、花吸い、面すりなどを演じる。「褒め言葉」や「返し言葉」もある。